人材価値向上への取り組み
人材価値向上への取り組み
社員の能力向上
交通事故防止の活動
我々の生活に内在するリスクが複雑化・多様化する中、セキュリティを中心としながらさまざまなリスクに対応できる企業グループとして広範な価値提供を担う人財を育成するため、リスクマネジメント教育を強化しています。
例えば、新入社員がまず受講する初任研修において、業務上必要な知識・技能の一つとしてリスクマネジメントを学んでいるほか、役職等に応じた研修カリキュラムに組み込むなど、定期的な教育の実施により全体的な底上げとブラッシュアップを図っています。
また、ヒトと技術(デジタル)を融合することで、省人化を図りながらも新たな価値創造を実現するべく、現場の社員を含めたすべての社員に対してデジタル教育を実施しデジタルリテラシーの向上を図るとともに、より高度なスキルを有する人財の育成を目的として、専門資格の取得を支援する制度を導入しています。
スキルのアップデート
リスク対応の「プロ」として備えておくべき知識、技能は多岐にわたります。そこで、当社の事業領域と親和性の高い資格を「推奨資格」とし、体得できる知識・技能と職務との関連性や会社が期待する人財像を示すことで、資格取得への主体的な挑戦を促しています。
社員力向上プログラム
ALSOKでは、集合教育やOJT以外の能力開発機会を幅広く提供するとともに、自学自習の精神による社員の自己啓発を支援し、社員の資質および業務遂行能力等を向上させることを目的とした「社員力向上プログラム」を推進しています。
具体的には、自己啓発講座の開催支援や社員の読書環境の整備支援、支社の教育責任者に対する指導、教育支援コンテンツの提供などを推進しています。
また、社員が自己啓発に取り組む契機は読書にあるという考えに基づき、本社ビル9Fと東京研修所(稲城市)の2ヵ所に「ALSOK LIBRARY(社内図書館)」を開設し、全社蔵書数は約3,000冊となっています。社内イントラネットでの申込みにより、社内メール便で貸出書籍を配送することもでき、遠隔地の事業所社員も利用することができます。
専門性の深化
ALSOKグループでは、組織の活性化と社員力向上を促進するため、中央省庁や他企業、グループ内での人事交流を積極的に進めています。また、日本大使館・領事館の警備を担当する警備対策分野の要員を社内公募し、グローバルに活躍できる人材の育成にも努めているほか、基幹事業である警備業以外にも、介護事業などのあらゆる事業領域において公募制度を取り入れ、事業の中核となる人材の発掘・育成にも努めています。
さらに、人口の減少、技術革新、グローバル化など、社会環境の激しい変化の中で持続的発展を遂げていくためには、経営に関する体系化された高度な知識や技能を習得した経営人材の育成が急務であるという認識から、仕事を続けながら高度な経営知識を学ぶことができる専門職大学院に社員を派遣しています。
越境学習(社外研修)
ALSOKでは、所属組織の枠を超え、他業界の人材と意見交換や情報交換を行う越境学習の機会を社員に提供しています。異なる ノウハウや価値観に出会う機会を得ることで新たな視座を獲得し、自社の慣習やワークスタイルなどについて見直し、必要な改善を 行うことができる人材の育成に向けて取り組みを強化しています。
公的資格取得の推進
ALSOKの事業において各種業務の資格検定が必要であることから、ALSOKはグループを挙げて社員の公的資格の取得率向上を目指しています。主な施策にALSOK独自の「ALSOK基準」を掲げ、各所属に公的資格などの取得数値目標を設定するほか、社員の高難易度資格取得に対する動機づけを図るとともに、優秀な人材を確保 するため、会社が定める資格を保有し特定の業務に従事する社員に対して資格手当を支給する制度を新設しました。
技術職の例では、主管部による社内掲示板での資格参考情報の発信や、全国の技術員向けのeラーニングを導入し、工事担任者・消防設備士・電気工事士など、公的資格の取得を推進しています。
公的資格の例
- 警備員指導教育責任者
- 機械警備業務管理者
- 貴重品運搬警備業務検定
- 施設警備業務検定
- 空港保安警備業務検定
- 救命技能認定(AED業務従事者)
- 応急手当普及員
- 防犯設備士・総合防犯設備士
- 宅地建物取引士
- マンション管理士
- 損害保険募集人資格
- システム監査技術者
- ITストラテジスト試験
- 技術士
- 電気主任技術者
- 工事担任者
- 電気工事士
- 応用情報技術者
- 情報セキュリティマネジメント試験
- 基本情報技術者
- 消防設備士
社員の自律的なキャリア形成支援
採用時には、職種ごとに多様なインターンシップ等を開催し、学生が当社について知る機会を増やすことで、入社後のギャップ解消や、社会の「安全・安心」に貢献し必要とされる会社としての魅力発信につなげています。
また入社後も、中央省庁や他企業、グループ会社間での人事交流の促進、在外公館における警備対策分野の要員公募への対応や経営人財育成のための専門職大学院への社員派遣等の取り組みを通じて、自律的なキャリア形成を支援しています。
さらには、社員が希望する業務に挑戦できる機会を提供する「ジョブマッチング制度」を設け、自分の経歴や能力・実績等を活かせる場へのチャレンジを支援しています。
エンゲージメント向上への取り組み
ALSOKでは、社員にとって働きがいのある会社にするため、働きやすい職場づくりに向けた制度の充実や処遇改善等に取り組んできました。引き続き人財の確保と定着を推進しつつ、エンゲージメントを高めるための取り組みを進めてまいります。
ALSOK100
サービス品質および社員のモチベーションの向上を目的として、個人を対象とした表彰から事業所単位の表彰まで、さまざまな社内表彰制度を定めています。
その中でも、さらなるエンゲージメントの向上と健全な競争意識を醸成することを目的に、各分野で顕著な功績をあげた社員や、仕事への取り組み・姿勢が他の模範となった社員100名を表彰する「ALSOK100」を2017年度より実施しています。
厳正な審査を経て受賞を勝ち取った社員を称える式典を開催し、グループCEOおよびCOOから直接の表彰、ならびに懇親の場を設けており、受賞者の栄誉を称えるとともに、一層の活躍および後進の育成による会社の活性化を図っています。
従業員持株会向け譲渡制限付株式付与制度
ALSOKでは、2025年7月に創立60周年を記念して、社員に対する日頃の貢献への感謝と、福利厚生の増進策として、従業員持株会を通じた譲渡制限付株式の取得機会を創出しました。社員の財産形成の一助とすること、また企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、社員が当社の株主との一層の価値共有を進めることを目的としています。
研修の外部提供
ALSOKの新入社員研修がテレビ番組などで紹介されたことを機に、数多くの学校や企業より研修実施の要望をいただき、2011年から社会人としての基礎力向上を目指す「ALSOK塾」を社外の皆様にも提供しています。
ALSOKの発展を支え続ける新東京研修所 ALSOK稲城ビル
ALSOKは、千葉県印西市の研修所で多くの研修を行ってきましたが、研修生の移動に時間と費用がかかること、また、業務の多角化による研修の増加やそれに伴う収容人員の不足などを解消するために、2016年3月、東京都稲城市若葉台に研修所と会社機能を擁した「ALSOK稲城ビル」を竣工しました。当ビルは、一般の社員も常勤する複合施設であるため、社員同士の交流の場となるコミュニティスペースや栄養バランスの整った食事を提供する広い食堂も設置しています。宿泊室の上下をつなぐ白を基調とした吹き抜けはとても明るく、間接照明を設置したことで落ちついた雰囲気となっています。そのほか、研修やグループ等の会議にも利用する広い講堂や、収容人員240名の研修室、大・中・小の浴場を備えた宿泊施設(最高200名宿泊可能)など、社内・グループの研修生だけでなく、「ALSOK塾」などに参加するゲスト宿泊者も気持ちよく研修を受けられるように設計段階から工夫しました。
「マルチステークホルダー方針」を公表
ALSOKは、お客様、従業員、株主・投資家、取引先、地域・グローバル会社などのマルチステークホルダーとの適切な協働を通じ、社会に「安全・安心」を提供することが企業経営において重要と考え、「マルチステークホルダー方針」を策定しました。
企業経営で生み出された収益・成果について、従業員への還元や取引先への配慮が、企業および社会経済全体の持続的成長において重要であることを踏まえ、マルチステークホルダーへの適切な分配を進めてまいります。















