防犯対策は庭から!空き巣に不法侵入されない庭造りのポイント

防犯 2026.06.16更新(2020.11.13公開)
防犯対策は庭から!空き巣に不法侵入されない庭造りのポイント

本記事では、空き巣が嫌がる庭造りのポイントについて解説します。
庭は、景観を保つだけでなく、工夫次第で住まいの防犯性を高める役割もあります。しかし、「高い塀があれば安心」「庭の防犯対策は特にしていない」という場合は注意が必要です。庭の造りによっては、空き巣や不審者に侵入されやすい環境になっている可能性があります。大切な住まいを守るためにも、空き巣が嫌がる庭の特徴や防犯対策を理解しておきましょう。

【この記事で分かること】

  • 空き巣に狙われにくい庭の特徴
  • 庭でできる防犯対策
  • 庭以外も含めた侵入対策
  • 自宅の庭を確認できる防犯セルフチェック

目次

空き巣が嫌がる庭の4つの特徴

空き巣が嫌う庭とは

空き巣は、人目につきにくく侵入しやすい家を狙う傾向があります。そのため、庭の状態は防犯性を左右する重要なポイントです。
空き巣が嫌がる庭には、主に以下のような特徴があります。

  • 庭木や雑草が手入れされている
  • 庭が片付いている
  • 生け垣や塀が低く、見通しが良い
  • ライトが設置してあり、夜間でも明るい

警察庁の調査によると、住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数は令和6年の1年間で16,962件でした。前年の令和5年(18,379件)と比較すると減少していますが、1日あたり約46件発生しており、依然として多い状況です。

空き巣は侵入できる家があるかどうか、下見をしてから犯行に及ぶケースが多いとされます。特に、庭は侵入の際に通ることが多いため、空き巣にチェックされる可能性の高い場所です。ここでは、空き巣が嫌がる庭の特徴を解説します。

出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」

庭木や雑草が手入れされている

こまめに雑草を抜いていたり、庭木の剪定をしていたりなど、庭の手入れがされている家は、空き巣に狙われにくい傾向があります。手入れの行き届いた庭は「住まいの環境に気を配っており、防犯意識も高い可能性がある」「死角や隠れる場所がない」という印象を与え、不審者へのけん制にもつながります。

反対に、家の庭に雑草が生えっぱなしだったり、庭木が全く手入れされておらず荒れ放題だったりした場合、空き巣は「侵入しやすい家」とみなします。手入れがされていない庭は「住まいの環境に気を配っていない=防犯意識が低い」「庭が散らかっている=手入れや管理をする人がいない」という印象を与えるためです。

庭が片付いている

整理整頓された庭は、空き巣対策にも役立ちます。庭が片付いていると、住まいがしっかり管理されている印象を与えられるためです。

一方で、庭に草木や物が散乱していて片付いていない場合、空き巣は「侵入時に物の位置を変えても異変に気づかれにくいはず」と考えるため、狙われやすくなります。特に、脚立やはしごなど、足場になりそうな物は庭に放置しないようにしましょう。空き巣がこれらの道具を利用し、2階のベランダや高い位置にある小窓から侵入するのを防ぐことができます。

塀や生け垣の高さが低く、外から見通せる

空き巣は、外からの見通しが良い庭も避ける傾向にあります。生け垣や塀を低くしたりフェンスを設置したりして、敷地内を見えやすくしている庭は、侵入をした際に外からも姿を見られやすいので、空き巣に狙われにくくなるのです。

反対に、高い塀や生け垣のある庭は、一度侵入されてしまうと外から姿が見えなくなるため注意が必要です。結果として、侵入時に周囲に発見されて警察に通報される可能性も低くなり、空き巣の被害につながるおそれが高まります。

ライトがあり夜も見通しが良い

空き巣は、夜でも明るく見通しの良い庭を嫌います。庭にライトがついている場合は、夜でも比較的明るく照らされ、侵入者の顔や行動が見られる可能性が高まります。発見されるリスクが高くなるため、空き巣は明るい庭を避ける傾向にあります。

夜の庭はライトなどがついていないと真っ暗になってしまいます。暗い庭は見通しが悪いため、人目を気にすることなく空き巣が侵入できてしまう絶好の場所です。

庭の防犯対策でまず意識するポイントは?

庭の防犯対策のポイント

庭の防犯対策でまず意識したいポイントは、以下のとおりです。

  • 塀や生け垣ではなくフェンスを配置する
  • 歩くと大きな音が鳴る防犯砂利を敷く
  • 雑草を抜いて庭木は定期的に整える
  • センサーライト・防犯カメラを配置する

庭の防犯対策では、空き巣の嫌がる庭の特徴をうまく取り入れることが大切です。ここでは、具体的な防犯対策をご紹介します。

塀や生け垣ではなくフェンスを配置する

家の敷地の周囲には、格子タイプのフェンスの設置がおすすめです。道路と家の敷地の間には何かしら設置するケースが多いですが、外からの視線を遮断する高い塀や生け垣は空き巣対策には不向きです。格子タイプのフェンスであれば、ある程度高さがあっても外からの見通しを確保しやすく、空き巣の侵入防止につながります。

加えて、フェンスは塀や生け垣よりも風通しが良く、庭からも外の景色が見えるため開放感が得られるという利点もあります。

防犯砂利を敷く

庭の防犯対策には、防犯砂利を敷くのも効果的です。防犯砂利とは、歩くとジャリジャリと大きな音が鳴る、空き巣の侵入を防ぐアイテムの一種です。

一般的に、空き巣は周囲に自分の存在が知られることを嫌います。そのため、周囲の人に音で存在を知らせる防犯砂利は、庭に敷くだけで一定の防犯効果が期待できます。

なお、防犯砂利の敷き方は、まずは侵入経路に用いられやすい「側庭」や「裏庭」などの人目につかない場所に敷くのがおすすめです。側庭や裏庭は身を隠しやすいため狙われやすい傾向にありますが、大きな音が鳴ることで発見リスクが高まり、侵入をためらわせる効果が期待できます。

雑草を抜いて庭木は定期的に整える

庭からの空き巣の侵入を防ぐには、定期的な雑草抜きや庭木の剪定を心がけましょう。上述したように、雑草や庭木が伸びっぱなしで手入れされていないと、空き巣から「防犯に無頓着」「侵入がバレない可能性が高い」とみなされてしまいます。また、雑草や庭木を手入れすることは、庭の衛生にも良い影響をもたらします。

もし雑草や庭木の定期的な手入れが面倒な場合は、専門会社に依頼したり、除草剤を活用したりすることで、雑草の生える本数や頻度を減らし、手間を省くことが可能です。

センサーライト・防犯カメラを配置する

夜になると人通りが少なくなり暗くなる場所には、「センサーライト」の設置もおすすめです。センサーライトは、近くを人が通ると人感センサーが反応し、光で人の存在を知らせてくれます。周囲に自分の存在を知られたくない空き巣が嫌がるアイテムです。

また、庭を写すように防犯カメラを設置することも、防犯対策として効果的です。防犯カメラは、下見をする空き巣に「防犯意識が高い」という印象を与えやすく、結果として狙われにくくなります。

防犯カメラを設置する際は、「庭全体が写るように設置すること」が大切です。多くの場合、庭を見渡しやすい家の外壁などに設置します。雨に濡れても故障しないように防水機能がついた屋外用カメラを用意すると良いでしょう。

また、赤外線付きのカメラもおすすめです。赤外線付きのカメラであれば、夜間や暗い場所でも、自宅に近づいた人物を確認しやすくなります。

空き巣の侵入を防ぐには庭以外の防犯対策も重要

空き巣の侵入を防ぐには、庭の防犯対策だけでなく、玄関や窓、勝手口など住まい全体の防犯性を高めることが重要です。庭以外でできる空き巣対策には、主に以下のような方法があります。

  • 戸締りの徹底
  • 窓に防犯対策を施す
  • 留守を悟られないよう工夫する
  • 近所の人とコミュニケーションを取る
  • ホームセキュリティを導入する

ここでは、それぞれの対策について詳しくご紹介します。

戸締りを忘れない

空き巣対策の基本は、玄関や窓などの出入口の戸締りを徹底することです。侵入窃盗の侵入手口として多いのが、一戸建住宅・共同住宅ともに「無締り(鍵をかけていない状態)」です。ゴミ出しや近所への買い物など短時間の外出であっても、空き巣に入られる可能性があるため、注意しなければなりません。少しの時間でも家を留守にする場合は、出入口や窓の戸締りをするようにしましょう。

出典:警察庁 住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」

窓に防犯対策を施す

窓の周辺には、防犯フィルムや補助錠など、追加の防犯対策を検討しましょう。侵入窃盗の手口では、さまざまな手段で窓ガラスを割って侵入する「ガラス破り」も多く確認されており、窓は玄関と並んで重点的に対策すべき場所のひとつです。また、一般的な窓ガラスに使われるペアガラス(複層ガラス)は、多くが断熱性を高める目的で採用されます。防犯効果はあまり期待できないため、比較的簡単に突破されてしまいます。

ガラス破り対策としては、以下のような方法があります。

  • 防犯フィルムを貼る
  • 補助錠を設置する
  • 窓用の防犯ブザーを取り付ける

割れにくい防犯性の高い窓ガラスへ交換する方法もありますが、手間やコストがかかることから現実的ではないという方もいるでしょう。そこでおすすめなのが、防犯フィルムです。防犯フィルムは、窓ガラスに貼るだけでガラスが割れても貫通しにくく、侵入に時間がかかるようになります。

ほかにも、補助錠や窓用防犯ブザーの設置もおすすめです。補助錠を取り付けることで、クレセント錠を解錠するだけでは窓を開けられなくなるため、侵入に時間がかかり犯行をあきらめる可能性があります。窓用の防犯ブザーを併用すれば、侵入しようとした際に大きな音が鳴り相手を驚かせるとともに、周囲にも異変を知らせやすくなり、防犯性をより高められます。

また、2階以上の窓からの侵入を防ぐため、脚立や植木鉢などの足場になる物を窓の近くに置かないようにしましょう。

留守を悟られないようにする

住まいの防犯対策では留守を悟られないことも大切です。以下のような対策をして、住人が在宅しているかを外から判断されにくくしましょう。

  • ポストに郵便物を放置しない
  • 洗濯物はすぐに取り込む
  • 不在時にSNSをリアルタイムで更新しない
  • 留守番電話のメッセージで長期不在にしていることを伝えない

郵便物がポストに溜まっていたり、洗濯物が干しっぱなしになっていたりすると、留守にしていることがバレてしまいます。旅行や出張などで長期不在にする場合は、郵便物の配達を一時的に止める不在届を活用したり、洗濯物は室内に干したりして対策するようにしましょう。

また、固定電話がある場合、空き巣は電話を利用して留守を確認することがあります。長期不在の際は、留守番電話のメッセージで不在期間を明かさないよう注意し、必要に応じて携帯電話への転送設定をしておくと安心です。

近所の人とコミュニケーションを取るようにする

防犯対策では近所の人とコミュニケーションを取ることも大切です。近所に住む人の顔を把握しておくことで、顔の知らない不審者が近所をうろついていたり侵入したりしていることにいち早く気づきやすくなります。また、長期不在にする場合は、隣近所へ声を掛け合うようにしましょう。

ホームセキュリティを導入する

家全体の防犯性を高めるなら、ホームセキュリティの導入がおすすめです。セキュリティシステムの設置に加えて警備会社のステッカーを貼っておくことで、防犯対策をアピールでき、空き巣から狙われにくい家になります。また、万が一侵入された場合も即座に異常を感知でき、緊急時に迅速な対応を受けられるため、安心感につながります。

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庭まわりの防犯対策を強化したい場合は、防犯カメラの設置も選択肢のひとつです。ALSOKの屋外用カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」は、工事不要で設置できるほか、人感センサーによる自動録画やオプションの駆けつけサービスにも対応しています。人の動きを検知するとLEDライトが点灯するため、夜間や暗い時間帯でも状況を把握しやすく、安心感を高めてくれます。防犯性能を重視しつつ、導入のハードルを下げたい方に適した防犯カメラです。

わが家は大丈夫?庭の防犯セルフチェック

庭の防犯セルフチェック チェック
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当てはまる項目が多い場合は、自宅の庭が空き巣や不審者に狙われやすい環境になっている可能性があります。すべてを一度に対策する必要はありませんので、庭木の剪定や不要な物の片付けなど、できるところから改善していきましょう。また、当てはまる項目が少ない場合でも被害に遭う可能性はゼロではないため、定期的に庭や住まいの防犯対策を見直すことが大切です。

庭の防犯対策で空き巣から住まいを守ろう!

庭は、空き巣や不審者に侵入経路として利用される可能性がある場所であり、防犯対策が欠かせません。庭木や雑草を定期的に手入れしたり、防犯砂利やセンサーライト、防犯カメラを設置したりすることで、空き巣が嫌がる環境を作ることができます。
また、戸締りの徹底や窓の防犯対策など、庭以外の対策もあわせて行うことが大切です。大切な住まいを守るためにも、できることから防犯対策を取り入れてみてください。

庭の防犯対策に関するよくある質問

Q:防犯カメラは庭のどこに設置すれば良い?

A:防犯カメラは、侵入経路になりやすい場所や死角を写せる場所に設置するのがおすすめです。たとえば、門扉や玄関アプローチ、勝手口、裏庭、掃き出し窓の周辺は侵入経路になりやすいため、防犯カメラの設置が効果的です。

Q:防犯砂利で後悔しないためには何に注意すれば良い?

A:防犯砂利は、裏庭や勝手口、窓まわりなど、人目につきにくい侵入経路を中心に敷きましょう。ただし、生活動線に近い場所へ敷くと、歩くたびに音が気になる場合があります。庭全体に敷き詰めるのではなく、侵入されやすい場所を見極めて設置するようにしましょう。

Q:ガーデニングをしながら庭の防犯性を高めるには?

A:庭木や生け垣を定期的に整え、外からの見通しを確保することが大切です。また、大きな植木鉢やプランター、ガーデニング用品を窓の近くに置くと、侵入時の足場に悪用されるおそれがあるため、配置には注意しましょう。

Q:近所の子どもが勝手に庭に入るのを防ぐには?

A:まずは危険防止の観点から、門扉やフェンスの施錠、注意喚起の表示、保護者や近隣住民への声かけを検討しましょう。それでも改善しない場合は、管理会社や自治体への相談も検討してください。

執筆:ALSOK株式会社

「安全・安心」を皆様にお届けするため、セキュリティのプロフェッショナルであるALSOKが編集しています。日常生活に潜む危険から身を守るための防犯対策、突然の災害に備える防災情報、ご高齢者やお子さまのみまもりまで、暮らしに役立つ確かな情報を分かりやすく発信しています。

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